CUDA+cuDNNをインストールしPyTorchでGPUを認識させるまでの手順(Window11)

概要

Windows11にCUDA+cuDNNをインストールし、 PyTorchでGPUを認識をするまでの手順まとめ。

環境

OS : Windows11

GPU : NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti

インストール

最新のGPUドライバーをインストール

下記リンクから、使用しているGPUのドライバをダウンロード&インストール。

最新の NVIDIA 公式ドライバーをダウンロード

CUDA Toolkitのインストール

下記リンクから、最新(11.7)の CUDA Toolkit をダウンロード。

CUDA Toolkit 11.7 Downloads

ダウンロードが完了したらインストール開始。

インストール時の設定はすべてデフォルト。

インストール完了後、環境変数でパスが通っているかを確認。

下記コマンドを実行し正常にインストールされていることを確認。

nvcc -V

# nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
# Copyright (c) 2005-2022 NVIDIA Corporation
# Built on Tue_May__3_19:00:59_Pacific_Daylight_Time_2022
# Cuda compilation tools, release 11.7, V11.7.64
# Build cuda_11.7.r11.7/compiler.31294372_0

cuDNNのインストール

下記リンクからCUDAと同バージョンに対応したcuDNNをダウンロード。

cuDNN Download

ダウンロードが完了したらzipファイルを解凍し、中身を任意のフォルダに移動する。

※今回は「C:/tool/cuda」に入れた。

フォルダの移動後、パスを通す。

以下のコマンドでインストールの確認。

where cudnn64_8.dll

# C:\tools\cuda\bin\cudnn64_8.dll

PyTorchで動作確認

Anacondaに環境構築

以下のコマンドで確認用の仮想環境をAnacondaに作成。

conda create -n pytorch python=3.7

conda activate pytorch

PyTorchのインストール

以下リンクから自分の環境に合ったコマンドを調べ、PyTorchのインストール。

PyTorch

conda install pytorch torchvision torchaudio cudatoolkit=11.3 -c pytorch

GPUの認識を確認

以下のコードでPyTorchからGPUの認識を確認することができる。

「True」になれば成功。

import torch
torch.cuda.is_available()

# True